シンプルな暮らしを造る思考 少ない程豊かな家づくり

シンプル

”少ないほど豊かである”

とある建築家の言葉ですが

少ない部材で家を構成することや

家の中の要素を少なくすると言った

シンプルな家を造る上で重要な考えです

この記事ではシンプルに魅力を感じていて

家やそのリビングなどの空間を

シンプルに造りたいが

どうすれば良いかわからないと言う心情を解決に導きます

冒頭の言葉のように

家は様々な要素が少ない程シンプルさが際立ちそれが豊かであると思います

ところが住む家には

当然リビングだけの要素ではなく

生活を営むのに必要な要素が多く含まれます

そもそもシンプルとは住宅建築において

人の暮らしと対照となる要素です

人が単に家で暮らすだけでも

玄関、リビング、キッチン、収納、洗面、トイレ、風呂、寝室など

人の暮らし自体がそもそもシンプルでは無いです

シンプルではない部分は少なく

もしくは消す工夫が必要です

まず初めに理解しておく事として

これから計画する家づくりそのものが

”シンプルな事ではない”と言うことを

理解しましょう

その上でシンプルを求める家づくりが始まります

突然ですが想像してみてください

あなたがいる空間は小さな箱が何個も乱雑に置かれています

その場所を整理するまたは綺麗に見せる時にどんな方法を取りますか

「小さな箱を端っこに寄せ一つにまとめる」

「必要の無い小さな箱を捨てる」

と言った回答になると思います

実はこの回答はそのまま家づくりに活用できる思考です

では空間のノイズとなる小さな箱を

家の要素に置き換えてみましょう

小さな箱を端に寄せて一つにまとめる

家の中のノイズを考えていくと思いつくところで

収納、窓、アクセントの部材

便利だからいつも過ごす場所の近くにちょっとした収納を設けたり

ちょっと外が見える窓を設けたり

間取りのあらゆる所に要素を振り分けてしまうとそれだけで

空間の要素が多い印象になってしまってシンプルさから遠ざかってしまいます

これらの要素をどうしても採用したい場合

できる限り一つにまとめたりなるべく目立たない様に間取りの端に寄せたりすることをお勧めします

間取りで一つ大きな収納を計画して

日用品、食品、食器、ごみを

一つにまとめるとそれだけでも普段過ごす空間がシンプルになります

意外に30坪前後の家の場合

過ごす場所から近い所に収納がなくても

実際はそこまで動線が苦になることは

無いと思います

ちなみに我が家はゴミ箱が家の中に一つしかありません

必要の無い小さな箱を捨てる

前述の続きから

収納、窓、アクセントの部材

これらは本当に必要なのか検討していきます

例えばダイニングの後ろにわざわざ食器を収納するためのカップボードや食器棚が必要だろうか

別の場所にひとまとめで収納できるのでカップボードや食器棚を無くしても良いのでは無いか

小さな窓を何個か壁に設置したが

この窓があって本当に外を眺めたりするのだろうか

ここの空間に庭を眺める窓が一つあれば良いのではないか

なんとなくアクセントとして一部内装にアクセントクロスを計画しているが

なぜアクセントにこだわるか本当にアクセントクロスは必要なのだろうか

無くとも支障がない要素は無くしていきましょう

我が家の場合アクセントクロスは無く

シンプルな壁面に

太陽光が代わりにアクセントを造ってくれます

まとめ

空間になくても良いものは一つにまとめて視覚的に排除する

またはそもそも必要がないものは無くしてしまう

より少ないことが豊かであると思います

窓を減らした分で良い床材を一面使用したり

カップボードや壁面一部のアクセントを無くして

全面塗り壁にしてみたり

余計な要素に予算を取るよりも

シンプルな空間の質を上げる方に予算を取った方がさらに豊かですよね

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