要望書に潜む危険 書くまえに知るべき 要望書のポイント

家づくり

みなさんこんにちはこうです

今回は要望書についての記事です

要望書は要求や提案を伝えるために使われる文書です

人に伝える文書なので明確で簡潔に

中庭、アイランドキッチン、20畳のリビング、吹き抜けなど

箇条書きの様に書くケースがほとんどだと思います

打ち合わせの前にどんな家にしたいのか

要望を書いて簡単にまとめて

明日の打ち合わせで見せようと言った様に

これから家づくりをされる方の準備でよく聞く要望書

実は間違えた活用方法や思い込みがあり

家づくりの危険が潜んでいる可能性があります

安易に要望書を活用すると担当者次第では

ただ単に要望をそのまま叶えるだけの提案をされる可能性があり危険です

こだわり抜いた良い住まいを実現するためには

要望を分析し要望の背景や理由を追記する必要があります

この記事では要望書を書く前に知っていただきたいポイントをご紹介します

要望書というツールを正しく利用して

担当者との意思疎通を図り

本当の理想の住まいを実現させましょう

今回は要望書を作ろうとしている家づくりスターターの方はもちろん

打ち合わせ途中の方にもご参考になる思考があると思いますので

是非最後までご覧ください

要望の背景

例えば中庭という要望を書いたとします

次になぜ中庭という要望が浮かぶのかを考えましょう

中庭を求める背景は周りを気にせず自然を感じる暮らしがしたいということで

常に緑を感じたりプライベートな外空間で自然を感じる暮らしができるのであれば

中庭である必要は無いかも知れません

間取りの提案によって中庭ではなく

より開放的に自然を感じる様に

カーテンレスで内と外を繋げた暮らしが可能になることもあります

担当者の提案力次第という側面もありますが

背景にこだわることで

中庭が良いという固定概念の払拭も同時に行うことができます

例えば甘い物を食べたいのであれば

林檎を食べる以外にも苺や葡萄を食べることでも満足しますよね

物事を柔軟に理解するためにも

一つの方法にとらわれない様に背景や理由に着目すると良いです

担当者の提案を柔軟に聞く心を得ることも可能です

もう一つ例を検討します

アイランド型のキッチンを求める背景はリビングにいる家族を近くに感じて

料理をしたいということかも知れません

家族を近くで感じながら料理ができれば

別にアイランド型でなくても良いかも知れません

担当者に伝えるべきは

具体例よりも具体例の背景です

周りを気にせず自然を感じたいから

家族を近くに感じて居たいから

広く感じる空間でくつろぎたい

籠って一人になる時間を大事にしたい

素材の変化を楽しみたい

どんな考えや感性を持っているのかを

担当者は知りたいと思っている筈です

求める具体例を紐解き

実例に感銘を受けた理由を考えましょう

思い出を伝える

心に残っている思い出を伝えるのも良いです

自分の車で初めてドライブをした記憶

夫婦で美しい自然の中をハイキングした記憶

キャンプをした記憶

素敵なレストランで食事をした記憶

今日の思い出として語ることができるのは

何かしら印象に残り

感銘を受けたから今日の記憶として

残っているのではないでしょうか

思い出は自分の感性を言語化するツールです

これまでの人生史に残る記憶を遡り

今でも記憶に残っている意味を解いてください

家づくりの最中に思い出を振り返り

再度その場所へ足を運ぶことも良いです

家づくりのヒントはふとした瞬間に見つかることもあります

毎年必ず行っていたお気に入りのお店

改めて見ると空間の全ての照明が間接照明やグレアレスの照明だったり

空間の配色が3色に限定されていたりと

改めて見ることでインスピレーションを受けることがあるかも知れません

そのインスピレーションを要望書にメモすることをお忘れなく

また担当者がその場所の魅力を知っていれば話が早いかも知れません

思い出は感性の表現につながります

まとめ

要望書は必要としていることを端的に書くだけでも成立していまい

その通りに仕上げれば確かに要望通りの形になるのかも知れませんが

端的な要望書は早く家を建てる為の手段でしかありません

担当者との対話を経て互いの感性で完成させる家を目指して

要望書は打ち合わせの話題作りの意味で活用しましょう

最後までお読みいただきありがとうございました

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