みなさんこんにちは
こうです
「減額調整って嫌だなぁ」「減額調整って現実見せられる」と思っている方へ
「減額調整が楽しい」「むしろやってよかった」と思える様に
私の減額調整に対する考えを記事にしました
すでに減額調整に対してポジティブなご意見をお持ちの方も1人の意見として参考にして頂ければ幸いです
減額調整を誤ると家の雰囲気がそれぞれの空間によって乖離してしまったり
同じ空間にいながら違和感を感じる暮らしになる危険があります
くれぐれも打ち合わせの進捗を意識して誤った減額の決断をしないようにする為にも
この記事を読んで
減額調整をポジティブに後悔なく進めることができると良いと思っています
実際にこの記事を書いた私は
打ち合わせの減額調整を経て
自分が本当に求めていることを理解し
余計な要素を無くしたシンプルな空間を持つ家で
現在暮らすことができています
実際は現実問題
ローンの借入額の上限や
根本的な予算の限界があるお話なので
限りの中でどの様に表現していくのか工夫する必要がありますよね
・打ち合わせの減額調整を有意義なものとする
・予算内であっても打ち合わせのフローに減額調整を組み込むべきと再定義する
そんな記事を今回は作成しました
減額調整のマイナスイメージの払拭
ある程度打ち合わせを進めている段階で
予算の制約によって必要になる減額調整
家づくりをされている方のほとんどがこの減額調整に
マイナスなイメージを持っているのではないでしょうか
・こだわり抜いた間取りを変更しなければならない
・軒を短くしなければならない
・キッチンのグレードを落とさなければならない
そもそも何を減らせばいくら減るのか
意を決して減額に踏み切っても大した減額の恩恵がないこともあります
減額調整の何を考えてもマイナスイメージで
思考停止に陥り
減額調整はなるべく無い方が良いと考える人がほとんどだと思います
しかし減額調整は避けるべき道ではなく
むしろ通るべき道だと考えています
通るべき理由は
本当に必要なことを理解する事で
余計な要素がなくなり
他には無い自分らしい家ができるからです
減額調整は単純に金額を減らす事ではなく
家づくりの計画そのものをブラッシュアップして
完成する家に向けて磨きをかけていきます
ポイントは予算に対して検討するのではなく
ここまで考えた家づくりの要素について再度検討します
減額調整編の打ち合わせで
どうせ現実を見せられるのであれば
お金の話は除いてとことん現実を見ていこうと言う様に
実際この窪んだ軒下空間が必要なのか
実際リビングはこんなに広くなくて良いのではないか
実際この窓で車を眺めるのだろうか
実際この部屋を使うだろうか
実際この建具を閉じて使うだろうか
この様に実際暮らすシーンを想像し検討します
改めて重要ポイントは金額を減らすことが目的にならないこと
そして本当の自分目線で現実を見ることです
素敵な新しい空間で心機一転
高いモチベーションで暮らす自分ではなく
今までの自分が暮らすシーンを想像します
例えるならば
普段あまり料理をしない人が新しいおしゃれなキッチンを手に入れて
心機一転おしゃれな料理を毎日頑張ろうとしても
普段していなかったことを毎日続けることは大変ですよね
おしゃれで素敵なキッチンにすることを目的にするよりは
なるべく料理をするにあたり簡単で面倒に思わないことを重要視したほうが良いです
ありのままの自分を俯瞰で見て現実的に要素を減らしていく事で
結果的に減額に達することを目的にします
お金の話は二の次ということです
減らすべき要素
前述と繋がる部分がありますが
減らすべき要素は本当の自分目線で見た時に
「本当にこんな暮らしをするだろうか」と問いかけてみることです
例えば理想を語り
仕事終わりに毎日ウッドデッキに出てビールを一杯できたら素敵ですが
残業が多い職業の私が家に帰り寝るまでに残された時間でそんな思考になるだろうか
疲れていれば寝ることを優先したくなるのではないか
と言うように現実から目を背けず追求してみると不要な部分が見えてくると思います
ウッドデッキを小さくしたりもはやウッドデッキを無くしたりしても良いと言った思考に導かれます
現実的な暮らしを想像することで家に求めることの優先順位も考えましょう
もう一つ例があります
大幅な間取り変更です
私の家づくりにおいて減額調整の効果が一番あったポイントです
仕様書や間取りを眺めて減額する要素を探るのではなく
もはや躯体や間取りそのものを大幅に変更します
「また一から検討するのか」「今までのことが無駄になると言うことか」と
思った方もいらっしゃるかもしれません
ですが実際は少し想像とは違います
減額調整編に至るまで家づくりについて真剣に検討してきたからこそ意味がある判断です
打ち合わせ中や打ち合わせが終わり家に帰った後も生活を分析したり家づくりの知識をつけたり
施主力は明らかに家づくりを始めた頃と比べると高まっています
施主力が高まった状態で振り出しに戻ると
恐らく当時と違う視点で自身の生活や家の在り方を考える事ができるので
より良い家を考える事ができます
再度はじめから検討してみると
家に求める要素が実はもっとシンプルで
余計な壁や部屋がなくなる事で費用を大幅に抑える事ができるかもしれません
もちろん住み始めた満足度も高まります
重要なことは
限られた予算の中でやりたいことを詰め込むのではなく
豊かに住まう方法を検討していく事だと思います
施主力を高めて豊かに住まう間取りを再度検討してみましょう
残すべき要素
減額調整編に差し掛かり
より生活をシンプルに
本当にこの要素が我が家には必要だろうか
この要素は無くても良いのではないだろうか
とにかく引き算の思考になります
どんな要素を減らすべきかを検討すると同時に
どんな要素を残すべきか検討していることもお忘れなく
単に物の優先順位で要素を減らしたり残したりするのでは無く
その家にとって残すべき要素は残します
ここで重要になるのが家のコンセプトです
例えば木と暮らしの調和をコンセプトにしている家から
減額をする為に木質感を高める無垢床の要素を無くすと
コンセプトから離れた家になってしまいます
さらにコンセプトを軸に検討していたその他の部分と
ギャップが生まれてしまい違和感を感じる空間になりかねません
減額調整ではコンセプトを軸に
残すべき要素と減らすべき要素を判断してみてください
家の中で空間の雰囲気が乖離しないよう
コンセプトを決めて
コンセプトを軸に打ち合わせを進めてみましょう
まとめ
減額調整は自己表現を強調する方法の一つです
その家に住まう人を分析する事で調整すべきポイントが見えてきます
さらに減額調整はシンプルな暮らしを実現する為に必須です
私はもし予算内のプランを目の前にしても
減額調整と題してさらなるシンプルを追求します
コンセプトを軸に調整すべきポイントを判断し
自身の感性で重要な要素を選び減額調整を楽しんでみてください
最後までお読みいただきありがとうございました
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